高円寺の明石スタジオ(杉並区高円寺南4)で4月7日、舞台「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」が上演される。
映画「ごめん」「あの空をおぼえてる」「おしん」などを手掛ける映画監督、冨樫森さん(映画24区)が初めて舞台演出する同作品。若手作家オノマリコさんの体験を元にした内容で、女子大学生たちの入学からの象徴的な出来事である「旧体育館の解体」から卒業までを、時空間をリープしながら描くという。
出演は堀春菜さん、後東ようこさん、真下玲奈さん、内山由香莉さん、根矢涼香さん、大田恵里圭さん、渡辺樹里さん、黒田有彩さん、池田詩穂さんの9人。約200人の応募者が集まったオーディションから選出された。
オノマさんは「長い長いタイトルの作品愛称は『Q体』。今回上演の話をいただいて、私とは異なる強い問いを持って、劇曲を見ていられるように感じる演出をする冨樫さんにお願いした」と話す。冨樫さんは「オノマさんのみずみずしくも骨のある言葉に触れたいと思って飛び込んだはずがこうして9人の役者とスタッフがそろうと一つの新しい種子が既にうごめき始めた。演劇という新しい土地に見たことのない花を咲かせるが、それがどんな形をしているのかすら見当がつかずそこが面白い」とコメントを残す。
上演は、4月7日=19時、8日=14時、19時、9日=13時、18時、10日=12時、16時30分。当日券は3,700円(前売り券は完売)。