天沼八幡神社(杉並区天沼2、TEL 03-3398-2514)で8月25日・26日、例大祭が行われる。
同神社は荻窪駅北口から徒歩6分の立地にあり、古くは天沼村の鎮守として四百数十年の歴史があり地域の住民に親しまれている。
同祭2日目に行われる「宮神輿(みこし)の巡幸」は、同神社から氏子区域各地に設けられたお神酒所を宮みこしが巡るもので、住宅街や商店街を経由し荻窪駅前を通過するころには、多くの見物人と担ぎ手の掛け声でにぎわう。
みこしが神社を出発する「宮出し」は14時30分、再び神社に戻る「宮入り」は18時30分と、4時間にわたる長い巡行の途中には各区域が準備した休憩所も設けられており、担ぎ手には飲み物や軽食が振る舞われる。
宮みこしの担ぎ手は男女を問わず、地域に関わりがあり、みこし会のリーダーからの指示を守れる方なら一緒に担げる。
同祭のクライマックスである「宮入り」では夜店でにぎわう境内の狭い参道を、みこしが方向転換し、真っすぐに納めるまでみこしを何度も前後に移動させる。担ぎ手と見物人の声が夜空に響き境内は熱狂に包まれる。
同祭は25日に子どもみこしと奉納演芸、26日は奉納里神楽なども行われ、地域の平安を願う。