名画座「ラピュタ阿佐ヶ谷」(杉並区阿佐谷北2、TEL 03-3336-5440)で8月10日より、「戦前日本SF映画小回顧」が開かれている。
同企画は高槻真樹さんの著作「戦前日本SF映画創世記」で紹介された名作・奇作のうち27作品を9プログラム編成で特集したもの。同館のモーニングショーとして10時30分から連日上映している。
上映しているのは、現代の「ゴジラ」につながるSF映画の源泉ともいえる戦前の作品。「豪傑児雷也」「怪電波の戦慄(せんりつ) 第二篇 透明人間篇」など、初期忍術映画の代表作からB級パロディー映画まで幅広く、いずれも希少価値が高いものだという。8月31日と9月6日には「活弁付き上映」も行い、活弁士による語りを聞きながら当時の雰囲気で作品を楽しむことができる。
会期後半の9月14日からは、エノケン主演で円谷英二が特撮技術を駆使した山本嘉次郎監督の大作「孫悟空 前後篇」を上映する。
当日チケットは1,200円。定員は各回48人(入れ替え制)。9月20日まで。