杉並区のごみ出しアプリケーション「なみすけのごみ出し達人(マスター)」が11月25日から多言語化した。
同アプリは、居住地域を登録すると収集予定が表示される仕組みや、ごみの分別ゲームなどが楽しめる内容で、2014年1月から配信されている。これまで日本語のみの配信だったが、英語、中国語(簡体)、韓国語、朝鮮語にも対応を開始した。
「23区清掃一部事務組合」の発表によると、杉並区の一人1日あたりのごみの排出量は23区最小で、5年連続の記録となり、同アプリの成果なども影響しているとみられる。
近年、区には外国人居住者が増えており、約3万5千カ所ある集積所の看板を、ごみ・資源のイラストを多用し、分別の判断を易くした新たなものに順次付け替えるなどの対応も行っている。
担当者は「日本語が苦手な外国人居住者にも、杉並のごみ出しのルールを知ってもらい、さらなるごみの減量につなげていければ」とアプリの活用を呼び掛ける。