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高円寺の「あのたこ焼き」が閉店 「本物の職人だった」と惜しむ声も

念願の「あのたこ焼き」を食べることができたトマト人間

念願の「あのたこ焼き」を食べることができたトマト人間

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 高円寺の庚申(こうしん)通りの「あのたこ焼き」が1月23日、閉店した。

タコの発注ミスでオープンできなかった時の張り紙

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 2015年3月にオープンした同店は、「大阪で作っていた味を再現出来ない為、納得の味が再現出来るまでオープンを延期させて頂きます」(原文ママ)と書かれた張り紙を掲出し、当初の予定から1カ月ほど遅れて開業したことで話題となった。

 プレーン、ガーリックしょうゆ、ねぎポン酢などのたこ焼きのほか、生ビール、焼酎などのアルコールやドリンクも提供。店内は狭いながらも「飲めるたこ焼き店」として人気だった。

 店主の新井さんは、オープン後も「すみません いつものタコが発注ミスで手に入らなかった為本日休ませて頂きます」(原文ママ)などの貼り紙を掲出し、こだわりの材料が手に入らないとオープンしない日もあった。

 高円寺の非公式キャラ「トマト人間」は同店を3回訪れたがいずれも閉まっており、昨年10月にキャラ仲間の「カブ左衛門」と「ちょうせい豆乳くん」と訪れ、4度目にして初めて食べることができたという。「全然タイミング合わなくてお店がオープンしてから1年半の時が過ぎていたの。とってもおいしかったトマァ~」(原文ママ)とツイッターで感想を書いていた。

 閉店の理由は公表しておらず、常連客からは「こんなにうまいたこ焼きが食えなくなるなんて、本当に惜しい」「真面目に原価をかけておいしいものを作っているからこそ、やっていけなくなる。妥協せずにおいしいものを作ろうと頑張る店ほどやっていけなくなる。彼は本物の職だった。本当にありがとう」と、閉店を惜しむ声が上がっている。

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