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青森「ねぶた漬」のメーカー、高円寺に立ち飲み居酒屋 青森の食文化伝えたい

迫力のあるねぶたが飾られる店内

迫力のあるねぶたが飾られる店内

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 高円寺のあづま通りに4月1日、青森居酒屋「ほんずなし」(杉並区高円寺北2)がオープンする。

お薦めの「てんこ盛り丼」

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 青森市の加工食品メーカー「ヤマモト食品」の子会社「ヤマナリ商事」が経営する同店は、青森の海産加工品や地酒などを提供する立ち飲みスタイルの居酒屋。店内には昨年のねぶた祭りで、園児が引っ張った「ねぶた」の面部分を展示する。店名の「ほんずなし」は青森弁で人をばかにするような言葉で「あほ」を意味するという。店舗面積は約50平方メートルで、30人ほどを収容できる。ヤマナリ商事社長の山本浩平さんは「青森の会社が上京して来ました」がコンセプトだと話す。

 東日本エリアのイオンやヨーカドーでも扱われる「ヤマモト食品」のメイン商品「ねぶた漬」は、数の子やするめ、大根などをしょうゆで漬けたもの。50年以上青森の名物として親しまれている。外食分野を新たに立ち上げることで、東京の人に青森の食文化を伝えたい、実食してもらうことで商品の購入にもつなげたいと同店を開いた。

 青森で流している「ヤマモト食品」のCMソングは、実家が近所で高円寺在住の歌手「bwpとファンキーヘッドライツ」のボーカル、千葉泰浩さんが歌っている。千葉さんに高円寺を勧められたことや、山本さんも以前、杉並区内に済んでいた経験があり土地勘があることなどから、高円寺への出店を決めたという。

 お薦めは「ねぶた漬」「しめニシン」(以上280円)、てんこ盛り丼(500円)で、同社の商品だけでなく、弘前や八戸など青森全体の食を提供するという。地酒の「七力」は青森の7つの酒販店が造った酒で、その7店舗でしか扱ってないものを特別に仕入れ提供する。今後は、お菓子などの青森土産も販売していく予定だ。

 山本さんは「酒の肴(さかな)、ご飯のお供になるおつまみ、地酒もこだわりのものばかりを用意した。翌日『ほんずなし』と呼ばれるくらい、楽しんでもらえる場を高円寺の皆さんとつくりたいが、青森で待つ子どもに顔を忘れられないか少し心配だ。青森出身の人もそうでない人も、気軽に立ち寄っていただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は15時~23時。

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