高円寺のライブハウス「東高円寺U.F.O.CLUB」(杉並区高円寺1)で9月16日・17日、コンテンポラリーダンス専門のショーパブ「U.F.O CLUB」を開催する。
同ライブハウスは1996年にオープンし、これまでゆらゆら帝国、毛皮のマリーズなど、数多くのアンダーグラウンドロックバンドが出演してきた。収容は約120人。今回イベントでは「架空のショーパブ」をテーマに店そのものを舞台作品、空間作品として創り上げるという。
コンテンポラリーダンスについて、ダンサーの柴田菜々子さんは「現在のダンスの枠組みに捕らわれないダンスで、人それぞれの個性が出やすく、自分が最大の武器となる表現ができるダンス」といい、「今踊りながら作っている最中のダンスでもある」と話す。柴田さんは幼少期から新体操を始め、2度全国大会出場を経験、大学卒業後に同ダンスを振付家の木佐貫邦子さんに師事した。現在ダンスユニット「TABATHA(タバサ)」、「バスタブNY」に所属し、数々の賞を受賞している。週3日は会社員、4日はダンス活動をしているという。
イベントでは演出家で同イベント主宰者の宇山あゆみさんが、各月の第3土曜・日曜にさまざまなコンテンポラリーダンサーと共演。出演するダンサーは全員「踊りながら生きるダンサー」で、柴田さんのほか、「施術家×ダンサー」「教師×ダンサー」など兼業するメンバーが出演。宇山さんは「1番大事なもの、ひとを思い描きながら来場してほしい。9月の作品はその中に『飛び込むひと』とそれを『捨ててきたひと』を描く」と話す。
「私にとってのコンテンポラリーはお客様の生きている環境・文脈・思想の中で初めて完成するダンス。同じ作品でも明日見たら全く違く見える生きるダンスを目指しこのショーパブも創られている。来場いただく方もこの架空のショーパブの一部。新しいダンスの世界へお連れできれば」と宇山さん。
開催時間は、16日=18時~22時(ショータイム19時30分)、17日=第1部15時~18時30分(ショータイム16時)、第2部19時~22時(ショータイム19時30分)。料金は3,000円とワンドリンク(300円~)。12月まで、詳細はウェブサイトで確認できる。