JR阿佐ヶ谷駅(杉並区阿佐谷南3)で9月14日、都立農芸高校(今川3)園芸科学科の生徒が花壇造りを行った。
杉並区と同学校が2001年に「花壇づくりに関する協定」を交わしたがきっかけで行われている企画で、毎年9月に晩夏の花を、11月下旬には葉ボタンやビオラなどの冬の花を植えている。
同校は、1900年(明治33年)に創立した都内最古の農業高校で、7.3万平方メートルの敷地を有する。園芸科学科の生徒は草花や野菜の栽培技術などを学んでいる。授業の中で、生産された野菜や花の苗は、毎週月曜・水曜・金曜の13時~15時に校内の売店で販売され、人気となっている。
おととし・昨年は荒天で実施ができなかったといい、2年ぶりの花壇造りとなった。今回植えた花は、生徒が5月中旬に挿し芽し、夏前にポット苗に植え替えをするなどし育ててきたもの。雨の日が続いた影響で生育は良くないというが、テランセラやクフィアとベゴニアの計600株を1年生の16人の生徒が北口、南口に分かれ植え付けた。
11月下旬に実施する植え替えまで駅利用者の目を楽しませる。