セシオン杉並(杉谷区梅里1)で2月9日、「杉並区振り込め詐欺根絶集会」が開かれ、プロレスラーの蝶野正洋さんが根絶を呼び掛けた。
2017年に東京都内で発生した振り込め詐欺は3510件で、64億5,242万円の被害が報告されている。杉並区内の発生は174件で世田谷区、足立区に次ぎ、23区内で3番目に多かったといい、区では根絶の呼び掛けを強化している。
区内では2014年から、タクシー会社「第3コンドルタクシー」が、タクシーの側面に振り込め詐欺や空き巣被害への注意喚起をラッピングし近隣を走行している。同日、区から感謝状が贈呈された。
根絶集会では、AEDや地域防災の普及活動や青少年の健全育成の活動に取り組む蝶野さんが、トークショーを行った。蝶野さんは「一人で抱え込まず、必ず家族や近所の人に相談することが大切」と話した。
集会の最後には約400人の来場者が、蝶野さんの掛け声に合わせて拳を上げ、詐欺の根絶を誓った。