杉並区久我山で6月9日から、「久我山ホタル祭り」と「ホタルサミット」が開かれる。
「自然環境に恵まれた久我山の素晴らしさ」を子どもたちに伝えることを目的に開かれる同イベントは今年で23回目。神田川の清水橋下流、玉川上水の岩崎橋下流に約3000匹のホタルを放流するほか、展示、ワークショップ、模擬店なども登場する。昨年は5万人以上が訪れたといい、今年もにぎわいが予想される。
ホタルは5月の後半から梅雨の季節にかけて、鑑賞時期になるといい、成虫になってからの寿命は1~2週間ほど。月明かりがないこと、雨上がりで湿度が高いこと、風がないことなどの条件がそろうと活発に活動するといい、時期が合うことから例年6月に同イベントが開催される。
「久我山会館」(杉並区久我山3)で開かれる「ホタルサミット」では、ホタル観賞室に生態環境を再現し、蚊帳の中から間近でホタルを鑑賞できる。パネル展示ではホテルが光る理由や仕組みなどを紹介する。
久我山連合商店会会長の林宜行さんは「昼間からホタルを見ることができる恒例のイベント。昨年より1000匹増やし3000匹のホタルを放流する。ホタルサミットと合わせて来場いただければ」と呼び掛ける。
開催時間は13時~21時(ホタルサミットは14時~18時)。ホタルの放流は日没後を予定。同10日まで。