高円寺の「庚申文化会館」(杉並区高円寺北3)で6月30日、「コクテイル書房」(高円寺北3、TEL 03-3310-8130)の20周年イベント「古本屋台トークショー」が開かれる。
4月3日に20周年を迎えた同店。古本屋と居酒屋が合わさった店内で、小説やエッセーに登場する料理をアレンジした「文士料理」が楽しめる。カウンター10席、小上がり5席、テーブル2席。予約で2階の10席も利用できる。
20周年を迎え店主の狩野俊さんは「国立で開店したが、高円寺に育ててもらい、ここまでやってくることができた。店があることで、高円寺に何ができるのかを考え、この先20年がもっと面白くなるよう、これからも営業していきたい」と話す。
イベントでは「孤独のグルメ」の原作者の久住昌之さんと、弟でイラストレーターの久住卓也さんのユニット「Q.B.B.」が登壇し、4月に発売した著書「古本屋台」のトークショーを開く。著書の中に登場する、ライターの岡崎武志さん、執筆家の荻原魚雷さんも交え、4人がトークとサイン会を行う。イベント後は希望者のみ同店に移動し、出演者とお酒を交わすことができる打ち上げの場も用意する。
狩野さんは「漫画を描いた人たちと、その漫画の登場人物が話をするという、漫画の世界をそのまま感じることができる、奇妙な空間となるはず。来場いただければ」と呼び掛ける。
開催時間は15時~16時30分。料金は、トークイベント=1,000円、打ち上げ=3,500円。電話とメールで予約できる。