阿佐ヶ谷で8月3日から「阿佐谷七夕まつり」が開催される。

ひょっこりはんの張りぼて

　同祭は戦後の混乱が残る1954（昭和29）年、暑い盛りの8月にも商店街へ大勢の人を集めようと始まり、今年で65回目を迎える。阿佐谷パールセンターやすずらん通りに七夕飾りやアニメキャラクター、時事ネタで話題の人や物などの張りぼてが飾られる。

　張りぼては主にパールセンターやすずらん通りの商店が閉店後や定休日などの時間を使い独自で制作。昨年はクマのキャラクター「パディントン」が区長賞、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の主人公「ジャック・スパロウ」が金賞、アニメ「けものフレンズ」の「サバール」と「セルリアン」が銀賞、映画「怪盗グルー」シリーズの「ミニオンズ」が銅賞に選ばれた。今年は「スター・ウォーズ」シリーズの「チューバッカ」やトランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長が寄り添う張りぼて、お笑い芸人の「ひょっこりはん」などがつるされており話題となっている。

　そのほかの商店街でも、七夕関連のアート展示や出し物などでイベントを盛り上げる。

　期間中は、阿佐ヶ谷飲み屋さん祭り実行委員会が「シアターシャイン」（杉並区阿佐谷南1）で落語、お笑い、演劇など各種ライブ、浴衣レンタルと着付け体験（2,980円～）を用意。休憩所となるよう、トイレの無料開放や、おむつ替え、授乳室も設置。4日・5日は「七夕合コン」も開き、交流を楽しむ場も用意するという。

　七夕まつり開催時間は商店街が開いている時間（10時～21時ごろ）。「シアターシャイン」イベントの詳細は「阿佐ヶ谷飲み屋さん祭り」フェイスブックページで確認ができる。今月7日まで。