高円寺に作家作品のセレクトショップ「RAVEL」がオープンして2カ月がたった。
「商店街から一歩先に入った隠れ家のようなお店」がコンセプトの同店は、アクセサリーを中心に雑貨やアート作品、アパレルなど「クリエーターやデザイナーが表現したいもの」を展示販売する。白を基調にした店内には、北海道から沖縄まで全国から集まった70人以上のクリエーターの商品が1000点以上並ぶ。
オープンのきっかけについて、オーナーのTGさんは「自身もクリエーターとして活動する中、作品を発表する理想のスペースになかなか出合えなかった。無いのなら作ろう、クリエーティブな人が多く集まる高円寺なら一点物のアクセサリーや雑貨、アート作品が受け入れられるだろうと思った」と話す。
TGさんはこれまで、ラグジュアリーブランドで販売や、VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)の経験を積みながら、2013年、イラストレーターとしてデザインユニット「PHANTOM PAIN」を立ち上げた。個展や、ライブペイント、アーティストのアルバムアートワーク、DJなどで活動してきた。培った経験やネットワークを生かし、6月に天然石を使ったアクセサリーデザイナー「KUON(クオン)」さんと、同店をオープンした。
お薦めは「usomuso(有相無相)」の作品で、「形は無いが、確かに存在している感情・想念をアクセサリーで表現するブランド」という。通販などは行わず、同店のみで販売する。価格は1,000円~3,000円。
TGさんは「アットホームなお店なのでお気軽に足を運んでいただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は12時~20時。月曜定休。