東京23区で杉並区が「いい地盤ランキング」2位に輝いた。
「地盤ネットホールディングス」が9月に発表した同ランキングは、北海道胆振東部地震により地盤液状化に対する関心が高まっていることから、都内の生活者に各地域の災害リスクを把握し、自主防災に役立ててほしいと発表された。
2位となった杉並区は武蔵野台地中央部に位置し、区の大半は台地面で占められているものの、台地を削る小さい河川(妙正寺川・善福寺川・神田川)の谷底低地では注意を要する場合があるという。1位は起伏の少ない武蔵野台地上にあることから練馬区、3位は豊島区。東京都区市町村では、1位=国分寺市、2位=西多摩郡瑞穂町、3位=小平市で杉並区は23位。
担当者は「ランキングは地盤ネット総研の独自基準のものなので、災害の起きやすさは考慮されていない。不安をあおるものではないので、住宅建築の際は個別に地盤調査などを実施の上、地盤・建築の専門家にご相談いただければ」と話す。