「JR常磐線」を応援するプロジェクト「今日は常磐線日和。」が現在、女子美術大学(杉並区和田1)と原町高校(福島県南相馬市)の生徒が制作したプロジェクトキャラクター3案の一般投票を行っている。
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で不通が続く「JR常磐線」の全線開通を応援するプロジェクトで、杉並区職員の石川雄太さんと福島県南相馬市職員の馬場仁さん、大和田智之さんが立ち上げた。2014年に石川さんが中央線を応援するキャラクター「中央線ライダー」を制作したことがきっかけで、当時杉並区に派遣されていた馬場さん、大和田さんらと「福島もキャラで楽しくしたい」と2016年から準備をし、実施にこぎ着けた。
女子美術大学の学生が南相馬市に度々訪問し、原町高校の生徒との交流ワークショップを通じてデザインした「常磐日和(ときわひより、愛称=ひよりちゃん)」。その中から3案まで絞り、今回投票で1案を決める。
現在杉並区に派遣され、プロジェクトの調整を行う南相馬市職員の武内秀斗さんは「常磐線は2020年までに全線開通を目指している。『ひよりちゃん』は沿線の駅と駅を明るくつなぎ、沿線の魅力を発信するキャラクター。ひよりちゃんを通じて『つながる』ことをテーマに、都市と地域がつながり、さまざまな人の行き来を生み出していてければ」と期待を込める。
投票はウェブで受け付ける。2月8日まで。