高円寺のカレー店「妄想インドカレー ネグラ」（杉並区高円寺南4）が9月、エトアール通りに移転オープンする。

20日の座の市で提供する「晩夏の妄想モロッコカレーとクスクス」

　インドに行ったことがなく本場のインドカレーも食べたことがないという店主の大澤思郎さんが、南インドの庶民食「ミールス」をベースに、アジアやヨーロッパなど世界のスパイスを調合して作るカレーを提供する。

　これまでケータリングで提供していたが、9月以降に取り壊しが決まっている店舗で、1月から期間限定でオープンし、連日行列ができる人気店となっていた。大澤さんは「ネグラを応援してくださる方々に、移転先をなかなかお伝えできずご心配をおかけした。これまでよりすてきな場所に出会えた」と話す。

　移転先は、京都へ移転するという欧風料理店「WITTE DE WITH（ヴィット・デ・ウィット）」（高円寺南3）跡。カウンター4席とテーブル席で計12席を用意する。

　大澤さんは「（欧風料理店の）オーナーさんのお人柄がとてもすてきで、街の皆さんに愛されるお店だったというのをひしひし感じている。ライブ感のある激狭店舗をお楽しみいただけるのもあとわずかと思うと胸がシクンとなるが、私たちも新店舗で高円寺の街にしっかり根を張っていけるよう、大切に日々の営業を重ねていきたい」と話す。

　8月20日には、座・高円寺で開催される「座の市」に出店するといい、「晩夏の妄想モロッコカレーとクスクス」を販売する。

　営業時間は13時～21時（出張営業による休業日あり）。現在の店舗での営業は8月26日まで。9月のオープン日は未定。