リリース発行企業:株式会社 公職研
株式会社公職研(本社:東京都千代田区、代表取締役:大田昭一)は、10月29日に『大学教授に転職するキャリアデザイン ~ 学び直しがひらく 実務家教員への道』を刊行いたしました。大学教授になりたい人、学び直しをしたい人、暗中模索の人にお勧めの一冊。類書の中でも、特に女性や、公務員の方にお勧めです。

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「夫の海外赴任に伴い渡航した先で学び直し。帰国して大学教員に」
「採用公募に43回落ちても、諦めずに応募を続け、公務員から大学教員に」
「二度転職をしながら博士号を取得。給料は下がるも研究の道に」
「介護のため実家から通える就職先として、大学教員に」
「苦学しながら博士号を取得、大学教授となる」
「大手企業に勤める一級建築士。定年を前に博士号を取得し、複数校で教鞭を執る」…。
さまざまな道をたどり、大学教員・スタッフとなった15人の“ライフストーリーズ"。
転職という人生の冒険を旅した15人の物語から、「キャリアデザインの仕方」「リスキリングの面白さ」「大学院生活の妙味」「研究の醍醐味」「大学教員の暮らしぶり」が伝わってくる一冊。
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この本は、「普通の社会人生活」を過ごしていた人々が、「いかにして大学教授に就任したのか」「どのように大学界に転じたのか」「何が人生の転機となったのか」という人生の歩みを綴ったものである。読者のみなさんが、他者の人生を追体験することは何よりも楽しい読書体験になるだろうし、私たちの多彩な人生を知ることで、今後の人生を見つめ直す一助になれば、と願っている。
登場人物は、通常の社会人生活を経験してきた「普通の人々」(オーディナリー・ピープル)である。前職を見ると、著名企業のサラリーマン、自治体職員、財団職員、外国大使館員、個人事業主、一級建築士、芸術家、主婦……などと多様で多彩だ。大学教授が多いものの、准教授、客員准教授、そして会社を定年退職後に就任した非常勤講師のケーススタディも含めた。さらには、大学での研究を支援するリサーチ・アドミニストレーター(URA)の事例も用意した。自ら執筆した13人、そしてインタビューに応じていただいた2人を合わせて、計15人の人生物語になっている。(はじめにより)
【書名】
大学教授に転職するキャリアデザイン
~学び直しがひらく 実務家教員への道
【執筆者名】 松本茂章(編著)、武涛京子(著)、森口ゆたか(著)、志村聖子(著)、森山一郎(著)、朝倉由希(著)、信藤勇一(著)、石井敦子(著)、森屋雅幸(著)、槇原 彩(著)、西村仁志(著)、佐野直哉(著)、梶田美香(著)
【定価】2640円(本体価格2400円+税率10%)
【ISBN】978-4-87526-465-1
【出版年月】2025年10月
【判型・ページ数】四六判 224頁
■目次・著者紹介■
はじめに 15人のライフストーリーズ 【松本茂章】
◆第1章 キャリアデザインと学び直しの時代
時代は、実務家出身の大学教員を求めている 【松本茂章】
◆第2章 女性たちのしなやかな生き方
「海外での学び」が転機に 【武濤京子】
アーティストからNPO設立、大学教員へ~アートの限りない可能性を信じて 【森口ゆたか】
キャリアの次の一歩を踏み出すために~芸術大学と司法試験と大学院進学と 【志村聖子】
◆第3章 会社員からの転身
大学院進学で動き出したキャリア~転職、そして大学教員へ 【森山一郎】
関連会社への出向が「人生」を変えた~明日には新たな出会いがある 【松本茂章】
拠点となる地域で生き続けるための大学教員という選択 【朝倉由希】
実務家教員は「活きた教材」~やりがいのある非常勤講師 【信藤勇一】
◆第4章 公務員等からの転身
ライフイベントに合わせて自分らしく歩む道を模索する~行政保健師の実践から育成へ 【石井敦子】
行政職から専門職、そして大学教員を目指す~44件目の公募で大学教員へ 【森屋雅幸】
もやもやと向き合い、思考し続ける~ひとつの生き方としての「大学教員」という選択肢 【槇原 彩】
◆第5章 専門性を究める
さまざまな出会いの中で、開かれる道~教育系フリーランスから大学教員への転身 【西村仁志】
文化芸術と英国に導かれて~大学教員としての道を選ぶまで 【佐野直哉】
ひとりで育て、奏で、学んだ私のライフストーリー~娘と紡いだキャリアデザイン 【梶田美香】
◆第6章 多様な研究生活
公務員にも大学の世界に転じるチャンスがある! 【松本茂章】
◆第7章 事例から浮かび上がる人生模様
再チャレンジする人生のすばらしさ 【松本茂章】
おわりに シニア世代になって思うこと 【松本茂章】
■編著者紹介■
松本茂章 (まつもと・しげあき)
明治生まれの祖父は建具師。大正生まれの父は町工場の経営者。幼少時から「サラリーマンになったらあかん。経営者に」と諭された。母は小学校教諭。職人の家系に生まれたが、家業を継がず、上京。早稲田大学教育学部地理歴史専修を卒業。読売新聞記者・デスク・支局長を経て劇場・音楽堂を経営する企業に出向。働きながら同志社大学大学院で公共政策を学び、前期課程、後期課程を修了。博士(政策科学)。県立高知女子大学教授(現・高知県立大学)、公立大学法人静岡文化芸術大学教授を歴任した。
2022年3月に定年退職後、亡き父が所有していた「形見」の元印刷工場を相続して改修、「本のある工場」(大阪市此花区)を開設した。代表を務める学術団体「文化と地域デザイン研究所」の本拠を置き、文化的コモンズづくりを試みている。
文化政策学者。現職は日本アートマネジメント学会会長、日本文化政策学会理事、文化と地域デザイン学会共同代表。法政大学兼任講師、同志社大学嘱託講師、島根県立大学非常勤講師など。単著に『地域創生は文化の現場から始まる』(学芸出版社、2024)など。編著・共著多数。2025年3月には新川達郎・松本茂章編『文化×地域×デザインが社会を元気にする』(文眞堂)を出版。公衆浴場や点字新聞の新たな動きを分析した。2000年から時事通信社の行政専門誌『地方行政』に連載を書き続けている。
■版元■
株式会社公職研
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目20番地
電話 03-3230-3701
http://www.koshokuken.co.jp
https://www.facebook.com/公職研-102114971572298