阿佐ヶ谷に11月19日、焼きいも専門店「SAZANKA」(杉並区阿佐谷南3)がオープンした。
宮崎県産の「熟成 日向蜜いも」を遠赤外線で焼き上げ、量り売りする同店。
同店を運営する「フラップ」(渋谷区)が宮崎県の契約農家が特許を持つ有機土壌「さざん華」で育った同サツマイモを収穫し、3カ月間独自の熟成技術で甘味に磨きをかけてから店頭に出すという。
店長の菅生健二さんは「農薬や化学肥料に頼らない自然の力で生産された食品が認められる有機JASの認定受けている。遠赤外線で1時間じっくりと焼き上げると、『日向蜜いも』の糖度は50度近くになり、焼き菓子のような甘さが出てくる」と話す。
同サツマイモは3年前から生産しているといい、これまでは系列店の鶏肉居酒屋「炭火道場 別邸」、「CHICKEN ONLY」(以上、渋谷区)や「NICO KITCHEN」(世田谷区)で食材として使うほか、時折テークアウト販売を行っており客から「おいしい」と評判だという。杉並エリアに出店を決めた理由について、「コンパクトな移動販売車を作ったので、1坪の土地と販売車を置けるスペースがある駅近の物件を探していた。ちょうど阿佐ヶ谷に見つけてこの場所に決めた」と菅生さん。
価格は100グラム=250円、450グラム=1,000円、1キロ=2,000円。サイズは1本100~150グラムほど。
菅生さんは「食べてもらえば良さがわかるはず」と自信を見せ、「今後は移動式での販売も検討しており、フランチャイズ展開も視野に入れている。飲食店などへの卸もしていきたい」と意気込む。
営業時間は12時~18時。日曜、月曜、火曜定休。