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杉並区和泉通りに柴犬印のまんじゅうカフェ 昔ながらの機械で製造

「杉並まんじゅう」の製造の様子

「杉並まんじゅう」の製造の様子

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 まんじゅうカフェ「杉並饅頭(まんじゅう)本舗」(杉並区和泉1、TEL 03-6629-04641)が12月13日、和泉通り商店会にオープンした。

柴犬印の「杉並まんじゅう」

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 柴犬の焼き印を入れた「杉並まんじゅう」の販売や、カフェスペース「小町茶屋」の屋号で、焼きたてのまんじゅうやドリンクなどを提供する同店。店主の佐藤恒志さんは、神奈川県茅ケ崎市出身。杉並区には20年以上住み、2024年4月までは警視庁に勤め、外務省に出向しアフガニスタンやトルコでの海外勤務も経験した。

 同店について、佐藤さんは「幼少期に通っていた平塚のまんじゅう店で機械がカチャカチャと音をたてながら、まんじゅうを焼き上げる様子を見るのが好きだった。海外生活では、日本の素晴らしさを再認識し、嗜好(しこう)品である日本の菓子が平和や幸せの象徴だと感じた。幼少期から大好きな和菓子を通して笑顔や幸せを届け、多くの人と共感したいと店を開業した」と話す。

 「杉並まんじゅう」(80円)には特注の白あんが入る。製造には、平塚のまんじゅう店でも使っていたという「キノ式自動製菓機」の後継機を採用。店舗外からも製造工程を見ることができる。佐藤さんが柴犬を飼育する愛犬家であることから、焼き印や看板にも柴犬のキャラクターが施されている。

 併設の「小町茶屋」では「まんじゅうプリンアラモード」(800円)や、トルコでの生活経験から、トルコチャイや、トルコレモネード(リモナタ)などを提供。犬連れでも来店できる席を用意する。

 佐藤さんは「キノ式自動製菓機で焼くまんじゅうは、かつて全国各地で展開されていたが、後継者不足などで現存する店が少なくなってしまった。昔の日本のものづくり技術、開発者の情熱を継承しつつ、杉並の新たな名物を目指していきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。

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