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高円寺で「カタLIVE」 東北の子どもたちの現状を被災地から中継

東北拠点とインターネット中継をつなぎ、被災地の今を伝えるという

東北拠点とインターネット中継をつなぎ、被災地の今を伝えるという

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 高円寺コモンズ(杉並区高円寺南3)で3月25日、「『カタLIVE』~被災地とカタリバ・5年目の今~」が開催される。主催はNPO法人カタリバ。

これまでの参加者は「子どもたちの強さに感動した」という感想も

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 当日はインターネット中継で同NPOの東北拠点「被災地の放課後学校『コラボ・スクール』」とつなぎ、現地の子どもたちの活動や現地職員との質疑応答を通じて、被災地の現状や必要とされる支援について考える。

 津波で被害にあった地域に、子どもたちが落ち着いて勉強できる場所や心を休める居場所を作るために、同NPOは2011年に同拠点を立ち上げた。広報の平野雄己さんは「学習支援や心のケアなど、さまざま視点から子どもたちと伴走してきた。震災から5年たち被災地への関心は年々薄まっているが、被災地で頑張る子どもたちの姿の等身大の姿を中継で見て感じてもらい、支援できることを考えてもらえれば」と話す。

 今月2回開催し、宮城県女川町や岩手県大槌町の様子を配信してきた。参加者からは「震災直後からの支援ニーズの変化がよく分かった」「子どもたちの強さに感動した」という感想が寄せられたという。

 平野さんは「被災地は今『課題先進地域』といわれ、日本の過疎地域が30年後に直面するであろう問題に向き合っている。被災地で教育の事業を起こすこと、そこから得た気付きなど、被災地の課題は目を凝らせば全国各地に見られるものだと思う。カタリバの取り組みや被災地で頑張る子どもたちの姿をダイレクトにお伝えできれば」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は19時30分~21時。参加費は1,000円。ホームページで予約を受け付ける。

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