荻窪の不動産会社リビングゴールド(杉並区天沼3 TEL 03-5335-7680)が9月、NPO法人東京キャットガーディアン(豊島区南大塚3 TEL 03-5951-1668)とコラボした「猫付きシェアハウス」の運営を始めた。
猫付きシェアハウスは、さまざまな理由で行き場を無くした成猫を保護できる場所として同NPO法人代表の山本さんらによって考案されたもの。飼い主の高齢化や、多頭飼育が問題となり処分される猫は非常に多く、成猫は子猫に比べて飼い主が見つかりにくいという。
シェアハウスに入居した住人は猫と生活を共にし、ハウスを出ていく際にはその猫の譲渡も受けられる仕組み。リビングゴールド社長の藤堂さんは「殺処分数を減らす新たな方法のひとつとしてシェルターのように回転して行く場所を作りたいと思っている」と話す。
キャットウォークやキャットタワーも備える同ハウスには、猫用ドアや匂いに配慮した空調など、猫と人間が快適に同居できるための設備を整えており、現在、資金の一部を支援するためのクラウドファンディングを呼び掛けている。
「今回のシェアハウスは3部屋の小さいものだが、猫付き物件への理解を広めて賛同してくれるオーナーや入居希望者を増やしていき、より多くの猫を救いたい」と藤堂さん。