アメリカ古着店 「川(かわ)」が6月22日、高円寺(杉並区高円寺南4)にオープンした。
2004年(平成16年)にオープンしたメンズ古着店「黒ベンツ」、2008年(平成20年)にオープンしたレディース古着店「ガイジン」に次ぐ3号店となる同店。主に米国で仕入れたというビンテージ古着から、2000年代製造の服や小物、アクセサリーを取りそろえる。
オーナーの新保泰治さんは「高円寺はカルチャーが濃く楽しい街。それを好んで集まる人のことも好きなので、高円寺に店舗を構えた」と話す。
同店では、若者向け古着店の「黒ベンツ」では扱っていない30代以上の大人向け商品を主力に扱い、デザインを重視した商品をセレクトしているという。メンズ物を中心に、レディース物も2割ほど取り扱う。
内装にも力を入れており、石を埋め込んだ洗い出しの手法で仕上げた柱や、入り口や外の床の小石は新保さんが実際に川で拾ってきた物を使っているという。天井から下げた、曲がりくねったポールや、ハンガーラックの曲線にもこだわっているという。
店名「川」の由来について、「川は常に流れているが水はいつもフレッシュで、同じ水は二度と流れない。そこが古着と共通している。3号店ということもあり、3本ラインの『川』に決めた。字面も好みだがロゴのデザインはあえて波打たせ、一見すると『SSS』に見える。『スリーエス?』と海外の人が疑問に思うのも面白い」と新保さん。
「大人になっても古着が好きな人が落ち着いて見られるような店。大人はもちろん、アーティストや絵描きの人にもぜひ着てほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は13時~20時30分。