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高円寺にハラール食材使ったバングラデシュ料理店 イスラム教徒向けメニューも

「バングラデシュ トルカリ セット」

「バングラデシュ トルカリ セット」

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 バングラデシュ料理専門店「トルカリ高円寺」が8月31日、高円寺・大一市場(杉並区高円寺北3)にオープンする。

「トルカリ高円寺」外観

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 「ハラール食材」を使ったバングラデシュの家庭料理をメインに提供する同店。イスラム教徒の食事制限は厳しく、豚肉など食べることができないため、外食することが怖いとの声に応え出店した。「ハラール」はイスラムの教えで「許されている」を意味するアラビア語。

 料理ごとに数種類のスパイスを使い、天然のスパイスのみで調理する。出来合いの物は一切使わず、スパイスの挽きたての香りを大切にするため、日本では取り扱いのない電動スパイスグラインダーを海外から取り寄せて自ら挽いているという。オススメメニューは「バングラデシュ トルカリ セット」(1,200円/税込)。

 調理場を担当するのは、バングラデシュ東部「クミッラ地方」出身の女性シェフ。店主の藤枝さんによると、バングラデシュのシェフのほとんどは男性で女性シェフは珍しいという。

 藤枝さんは元々、関西でカレー食品会社の営業職として働いていたが、カレーについて勉強したいとの思いから、インドへ渡った。その際に培ったことを生かし、日本へ戻り、カレー店「ソーシャルカレーショップ豆くじら」で店主を経験。その後、「世界料理レストランホエール」を間借りし試験営業していた。

 イスラム教では飲酒が禁じられているため酒類は一切販売しない。「高円寺は飲み屋が多く、ほとんどの飲食店でアルコールの提供を行っている。今回、アルコールの提供を行わないことはある種のチャレンジ。今後はノンアルコールカクテルの開発も行っていきたい」と藤枝さん。

 「トルカリ高円寺」の営業時間外は「世界料理レストランホエール」が営業する。

 藤枝さんは「高円寺にハラール食材とバングラデシュ家庭料理の魅力を伝えたい」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は、11時30分~14時30分ラストオーダー。不定休。SNSを要確認。
※営業時間に変更があります。

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