パンフレット「ショップローカル 高円寺純情物語」が11月に発行され、配布が始まった。
高円寺銀座商店会協同組合(通称:高円寺純情商店街)がアメリカン・エキスプレスの企画する「ショップローカル・スポンサーファンド」に選出され、協賛金で製作。高円寺純情商店街の3店舗に注目し、各店主にインタビューを行い1冊にまとめた。
2010年にアメリカン・エキスプレスは中小企業を支援し、個人商店での買い物を推奨する「SHOP SMALL」というプログラムをアメリカで始めた。日本では「SHOP LOCAL」として、地元の店舗を応援する活動を2017(平成29)年からスタート。2018(平成30)年にはJCBも参加し、全国で展開するプログラムとなった。ショップローカルでは商店街や団体を対象に商店街や店舗の活性化につながる取り組みを支援する試みを行っており、趣旨に沿った店舗を盛り上げる広報活動やイベントの企画に協賛金を提供する「ショップローカル・スポンサーファンド」を展開する。
今回、同ファンドに全国各地から寄せられた29件の応募の中から選考により10件を選出し、「ショップローカル 高円寺純情物語」がその一つに選ばれた。
同パンフレットでは、高円寺純情商店街に加盟する個人商店の中から高円寺で長く経営する3店舗を紹介。老舗コーヒー豆専門店「さわやこおふぃ」(杉並区高円寺北3)、1936(昭和11)年に高円寺に出店した眼鏡専門店「ツバメヤ眼鏡店」(高円寺北2)、青果店出身の店主が経営するメキシカンバー「TEX MEX DINERバーボンハウス」(高円寺北3)の店主インタビューを掲載する。
製作商店街の担当者は、「移り変わりが激しい高円寺の商店街で長年にわたり個人商店を経営する苦労や工夫、開業秘話は普段なかなか聞く機会がないもの。これを機に高円寺の街の魅力の一つである個人商店を訪れてほしい」と呼び掛ける。
発行部数は1万部。高円寺純情商店街の各店舗で配布する(一部取り扱いなし)。