山形県飯豊町アンテナショップIIDE(杉並区高円寺北2)では、山形大学と山形県飯豊町の老舗米穀店マルシチ米穀株式会社が共同開発した「ひょうまんじゅう」を今日、明日限定で販売する。
山形県では「ひょう」として知られるハーブ「スベリヒユ」の食材を活かし、同大学が山形銀行、株式会社飯豊町地域振興公社、マルシチ米穀と2015(平成27)年から共同開発を始め、ひょうまんじゅうを完成させた。「ひょう」は農業の害草として知られる一方、山形県ではぬめりと酸味のある山菜として知られ、茹でて辛子醤油などで和えるほか、干して保存食にもされる。
ひょうまんじゅうは、醤油ベースのオリジナルまんじゅうに加え、新作、トマト味と椿味噌味が楽しめる。各200円。
山形大学地域教育文化学部4年 後藤裕大さんは「山形の『ひょう』という食材を世の中に広めたくて始めた。特に皮にはこだわり、飯豊町の米粉を使い、小麦粉との絶妙な配合により、もちっとした食感を出した。また『ひょう』は疲労回復に良いとされるクエン酸をたっぷり含んでいる。是非、全国の皆さんに飯豊町の味を知ってもらいたい」と話す。
他に同大学と飯豊町の「なかつがわ農家民宿」のメニュー試作・開発として「わらびつくねドッグ」、「わらびのポタージュ」の試食アンケートを行う。
問い合わせ先は山形県飯豊町アンテナショップIIDE(03-5356-9922)。