中国茶ティースタンド「十二星座」が12月1日、高円寺(杉並区高円寺南3)にオープンした。
中国茶の伝統を守りながら、現代に合った新しい飲み方を提案し、本場の技術や日本では知られていない味を多くの人に知ってもらおうと日本にオープンした。
使用される茶葉は、オーナー自らが台湾の7つの高山茶生産区を何度も訪れ、茶葉の生産地だけでなく摘取方法や製造技術まで「品質」と「安全」にこだわり抜いたことで、市場には出回らない十二星座だけのオリジナルの品種を仕入れている。台湾でもわずか数人しか持っていないという難しい焙煎(ばいせん)技法で、「機械では味わうことができない歴史や伝統を受け継いでいる」という。
メニューは、濃厚なプリンでミルクスムージーとチーズクリームを閉じ込めたという絹のような滑らかな口当たりの「ブーレイプープー」(650円)のほか、伝統文化と果物酵母を、古味茶を使った「酵素ミージィジョウスー」(650円)、全て手作りで抽出したという「上質な」黒糖を使い香ばしさが特長の「黒糖タピオカミルクティー」(600円)、「宇治抹茶タピオカミルクティー」(450円)など豊富にそろえる。
好きな星座を店員に伝えると、その星座のカップで提供するという。テークアウトのほかイートインスペースも用意し、壁には星座が描かれている。
オーナーの胡航銘(コ コウメイ)さんは「台湾と中国のお茶の文化と伝統的なおいしいお茶の飲み方、さらに現代の人に合った新しいお茶を日本の皆さんに広げていきたいと思っている。生まれたときから誰にでもある十二星座をコンセプトとすることで、日常に寄り添う存在となっていただきたい。星座をモチーフにしたおしゃれな空間で心ゆくまでお茶を堪能してほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~21時。