「高円寺シアターバッカス」(杉並区高円寺北2)が7月4日、新型コロナウイルス感染拡大防止のための独自のガイドラインを策定して営業を再開した。
同館の自粛要請を受けての休業期間は3カ月に及び、「ミニシアター・エイド基金」や「オンライン・チャリティー上映」など民間の支援も受けながら存続させた。復活最初の企画となる「高円寺シアターバッカス復活祭」では長編・短編12作品を2週にわたって上映し、席数は通常の半分に制限した各回14席に制限する。上映、懇親会ともに完全予約制。
7月11日・12日は、13時の回に山形、京都、福岡の国際映画祭でグランプリ受賞した作品(現在作品名非公開)と、富士・湖畔の映画祭で長編作品賞を含む3冠を獲得した「さらば大戦士トゥギャザーV」を2本同時上映。16時の回に、「SKIPシティ国際Dシネマ 最優秀作品賞」を獲得した大橋隆行監督、初長編作品「さくらになる」と、アニメ映画「誘拐アンナ」フランス公開版(仏俳優による吹き替え版)を2本同時上映。19時の回に「モラトリアム 完全版」を上映する。
予約は同館公式サイト内のリンクよりチケット予約販売サイトPeatixで受け付ける。
同館は今後、配信・収録の設備も完備した制作スタジオとしても運営し、ウィズコロナ時代の新しい活動スタイルを推進するという。