高円寺に「茶割りバル〇〇〇」(杉並区高円寺南3)が7月23日、オープンした。
「健康的に飲んでほしい」と高円寺出身の奥山通雄さんが開いた同店はバーカウンターで10席を用意。常時7種類の茶割りを提供する。屋号の「○○○」は特に読みは無いというが、縁を大切にしたい気持ちや、自身が店長を務めていた「JAPUB 円蔵」(6月閉店)にも由来する。
奥山さんは農業大学を卒業後、家業である測量会社に勤務。その後転職し営業職をしていたが悩む日々が多かったという。「その頃、移転前の『割烹DISCO 大蔵』(高円寺)に遊びに行って、スタッフが皆キラキラして楽しそうなのを見て、飲食業をやろうと決めた」話す。飲食業で経験を積んだ後、「割烹DISCO」の系列の「JAPUB 円蔵」に勤め、リニューアルのタイミングで店長となった。1年半店長を務めていたが、コロナ禍で閉店することになり、独立を決めた。
高円寺の「茶処つきじ」(高円寺北3)で仕入れるお茶をお湯出ししてから冷やす。奥山さんは「いろいろと試してみて、水出しだと香りが少なく、お湯出しの方がお酒と合わせてもお茶本来の香りや味も楽しめると感じた」と話す。お薦めは「最強のお茶割り」(700円)で、煎茶、玄米茶、ほうじ茶割りなども用意する。
奥山さんは「バーのような見た目だが、かしこまらない雰囲気で気軽に来店いただける店づくりをしている。高円寺のことも詳しいのでいろいろな紹介もできるはず。健康的においしいお茶割りを飲んで楽しい時間を過ごしていただければ」と呼び掛ける。
営業時間は20時~翌3時。火曜定休。チャージは300円。