「SAKE-YA(さかや) 西荻」(杉並区西荻南3、TEL 03-6262-8399)が11月2日、西荻マイロード商店街にオープンした。
「柴田屋ホールディングス」のグループ会社である「麦酒(ビール)企画」が手掛ける同店は、店内にレストラン、酒販店を展開し、年明けからはビール醸造所も機能する。現在座席は、店内の密を防ぐために間隔を空けており、カウンター3席、テーブル20席。
西荻窪にオープンした理由について、同社の能村夏丘さんは「2018年3月まで北口に『西荻ビール工房』があった。テラス席もありビールを楽しんでいただくには良い雰囲気だったが、雨の日や冬になると客足の寂しい日もあった。西荻窪では顔なじみのお客さんも増えて、また店を開きたいと考えていたところ、高架下のマイロードであれば気候に左右されず年中ビールを楽しんでいただけるのではないかと思い、この場所に決めた」と話す。
ビールは常時10種ほどを用意し、現在は系列店で醸造したビールを提供。「ビール工房新宿」で醸造した「SUNNY GOLD」(ハーフ480円、レギュラー850円)は、「麦酒工房」の定番の味という。自社輸入ワインを強みにワインも豊富にそろえ、「スタッフおススメワイン飲み比べ5種セット」(1,000円)なども用意する。スタッフによると、フードは「サクふわビール衣のFish&Chips」(スモール=580円、ビッグ=980円)がお薦めという。
能村さんは「醸造所にレストラン、酒屋としても楽しんでいただける『ハイブリッド店舗』となっている。開業当初から掲げている『街のビール屋さん』の精神を引き継ぎ、地域に密着で「食事」というシーンに彩りを添えられる存在になれたら。店内で提供するフードの一部は、同じマイロード内にある店から仕入れた食材を使っている。地元のものを使ったオリジナルクラフトビールで、商店街や西荻窪を盛り上げていければ」と意気込む。
営業時間はランチ=11時~15時、ディナー=15時30分~23時(日曜は20時まで)。