西荻窪の絵本カフェ「ムッチーズカフェ」(杉並区西荻北5)で「近藤えり 絵本原画展『ほしのなる き ゆら ゆら』」が9月3日から開かれている。
日本児童出版美術家連盟会員の絵本作家、近藤えりさん著書の「ほしのなるきゆらゆら」(至光社刊)の原画展。「コロナ禍だが、アートに触れて気持ちを明るくしてほしい」(近藤さん)と企画した。
開催のきっかけについて、近藤さんは「5月に神保町で開いた著書『おかあさん おかあさん』の原画展で、『ほしのなるきゆらゆら』の原画を2枚だけ展示していた。作品を見た出版社『金の星社』の広報、金澤真美子さんが気に入ってくださり、『他の原画も見たいので開催しよう』とお声掛けいただいた。会場のムッチーズカフェも金澤さんの紹介で決まり、良い展示にすべく皆さんにお力添えいただき感謝している」と話す。
同書は、近藤さんがインドネシア・バリ島で暮らしていたときに制作したもので、展示される原画は12枚。そのほか、バリ島の村「ウブド」での暮らしを写真パネルにし紹介する。近藤さん著書で、コロナウイルスを子どもたちに分かりやすく伝えたいと制作した「コロナウイルスのころなっちとぼく」(チャイルド社刊)なども販売する。
近藤さんは「子どもたちの心に寄り添い、応援したいと祈りを込めた絵本の原画展。海外旅行などにも行けなくなってしまった今、原画展で少しでも現地の風を感じていただき、ムッチーズカフェのおいしいスイーツと共に楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は11時~19時、水曜・木曜定休。ワンオーダー制。今月14日まで。