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高円寺が舞台のマンガ「ミューズの真髄」 主人公や登場人物が高円寺で奮闘

「ミューズの真髄」表紙カバー

「ミューズの真髄」表紙カバー

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 高円寺を舞台にしたマンガ「ミューズの真髄(しんずい)」の発売から1カ月がたった。

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 「月刊コミックビーム」(KADOKAWA)で連載中の同作の単行本で、1月11日発売。著者は文野紋さん。美大の入学試験に落ち、母の期待に応えられず自分を押し殺していた主人公・美優が、家を飛び出し高円寺で生活を始めるストーリー。

 高円寺を舞台にした経緯について、文野さんは「高円寺はマンガ家として駆け出しの頃に住んでいた街なので思い出深く、夢追い人が住む印象もあるので、美優を住まわせる場所に決めた。実家暮らしで『コンサバ系』を演じていた美優にとって自由な印象のある高円寺は憧れの対象になるとも思った」と話し、「私が高円寺に初めて行ったのは予備校生の時で、駅前で突然男2人のラップバトルが始まった。当時は『フリースタイルダンジョン』の放送が始まった頃で、ラップがはやっていたが、横浜でも田舎の方に住んでいた私には衝撃的で、本作に登場する『龍円』というキャラクターは、この出来事をきっかけに誕生した」とも。

 登場するキャラクターはそれぞれが高円寺に対して思いを抱いており、美優にとっては「少し怖いけど憧れの街」、バーを営業するチャラ男・龍円にとっては「心地がいいホームタウン」、こじらせ男子・鍋島にとっては「古着の街」という。

 文野さんは「GOING STEADYや大森靖子の曲を聞いていた私にとって高円寺は憧れの街であり、住むまでは少し怖いと思っていたが、そんなことはなく、日々発見があり楽しく過ごした街。私と同じような気持ちで高円寺に住み始めた美優とコンプレックスを抱えながら奮闘する登場人物たちのストーリーに注目してほしい。背景として描かれている高円寺の街並みも見てもらえれば」と呼び掛ける。

 価格は836円。

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