
高円寺にレディース古着店「絲 / ito」(杉並区高円寺南2)が3月8日、オープンする。
共に20代の梅津ハルトさんと妻のアヤリさんが経営する古着店。昨年3月にオンラインショップを立ち上げ、ポップアップショップを経て、夢だった実店舗のオープンにこぎ着けた。
ハルトさんは18歳で上京し、高円寺の古着店に4年間勤務。海外仕入れも経験した。「学生時代は古着を買うためにバイトを頑張っていた。貯金ができると、山形の田舎から夜行バスで東京に来て、高円寺に来ていた」と振り返る。アヤリさんは大手アパレル会社での勤務や高円寺のレディース古着店にも勤めた。30歳までに独立したいと考えていたといい、同じ夢を持つハルトさんと開業を決めた。
トレンド感のある物や新品の服とも合わせやすい服を中心にそろえる。ラックに服を詰め込みすぎず、一着ずつが見やすくなる量を意識した。「ジャンルレスにスタイリングを楽しんでほしい」と、状態の良い物も少しダメージのある物も混在させた。パンツは少しゆとりがありはきやすい物、ウエストのゴムがしっかりある物を基準に、シルエットや着心地の良い素材を意識してセレクトするという。
ハルトさんは「ルック商店街のメイン通りから路地に入った隠れ家的な場所。古着好きの人も、なじみがない人も楽しんでもらえるような商品をそろえている。ゆっくりと店内で過ごしてもらえたら」と呼びかける。
営業時間は13時~20時。定休日はSNSで知らせる。