女子美術大学杉並キャンパス(杉並区和田1)で5月8日、アート・デザイン表現学科の生徒180人がアートデザインによる杉並区のまちおこしを提案発表した。
同催しは女子美術大学の授業の一環で、杉並区の課題や特性を洗い出し、美大生の感覚でまちおこしにつなげていこうとするもの。会場には区企画や交流の担当者が出席し9つのグループが発表を行った。
案の1つは、東京高円寺阿波おどりに、ネパール人と日本人でつくる連(れん)、「ネ波(ネパ)」(ネパールの「ネ」と阿波おどりの「波」を組み合わせたもの)で参加するもの。杉並区に住む外国人で3番目に人口の多いネパール人。多言語国家で言葉を使った交流が難しいため、ダンスでコミュニケーションを取り交流を深めていこうという試み。
メンバーは「案を実現させて『ネ波』のうちわや缶バッジを作成し、ネパール大地震の義援金として売り上げを現地届けたい」と話した。