阿佐ヶ谷で現在、「阿佐ヶ谷アートフォレスト2015」が開催されている。アーティストと障がいを持つ表現者を境なく紹介する展覧会として2010年から開催され、今回で6回目。
阿佐ヶ谷は駅の南北を通る中杉通りのけやき並木が街のシンボルとなっており、公園や屋敷森、神社なども木々に囲まれている。その中のさまざま箇所で約1カ月間、アート展示や、ダンス公演、ライブなどが行われている。
杉並第一小学校裏を中心とした壁には、アーティストの黒田将行さんや障害者支援のいたるセンター&あけぼの作業所の人々などが森をテーマに描いた壁面作品が登場。緑への啓発と芸術をPRする作品だ。コミュニティースペース、アサガヤギルド(阿佐ヶ谷北2)での展示、11月28日には阿佐ヶ谷温室美術館(阿佐ヶ谷北2)で中央アジアや南シベリアなどの楽器、ドシュプルールやイギル、おもちゃの楽器駆使しながら伝統曲の演奏や新たなポップスを奏でる「マヌルネコ」、その他に「cookin'」、「工藤祐次郎」が出演するアコースティックライブが開催される。
イベント担当者は「障がいを持つがゆえに、純粋な感性を持つアーティストの作品は都市から生まれた森のように豊かな表現力がある。街が楽しく豊かに暮らせるように願いを込めた作品の数々を、街歩きしながら楽しんでいただけたら」と話す。
アサガヤギルド=18時~21時、入場無料。阿佐ヶ谷温室美術館アコースティックライブ=17時~、入場料1,000円(子ども料金はドングリ3個)。イベントは11月30日まで。