杉並区のネパール人学校「エベレストインターナショナルスクール」の生徒と区内の小学生が参加できる「国際交流田植えツアー」が5月1日、開かれる。
米を育てる過程を学び、秋の収穫時には料理イベントも開催する農業体験イベントで、区内の小学生と同校の生徒が交流を深めることができるプロジェクトだという。
同校は2013年4月に阿佐ヶ谷に開校し、NPO法人ネパール教育支援センターが運営する。来日するネパール人の数は2000年は3649人だったが、2014年には4万2346人にまで増加した。阿佐ヶ谷校には、保育園児から小学2年生、2016年4月に開校した荻窪校では小学3年生から6年生までの合計140人が在籍している。「授業はネパール語、日本語、英語を学習し、ネパールと日本の架け橋となるような教育を実践している」とスタッフの小澤桃子さん。日本の学校と同じように算数・理科・社会・コンピューターの学習、杉並第七小学校のグラウンドでの体育や、阿佐谷児童館でのダンスレッスン、区のスピーチコンテストに出場するなど、地域との触れ合いも大切にしている。
同イベントへの参加は4月22日・23日に阿佐ヶ谷地域区民センターで開かれる「事前学習会」に出席することが条件だ。当日は教職員と日本人ボランティアスタッフ、ツアーナースが同行し、阿佐ヶ谷駅から貸し切りバスで、茨城県取手市にある「シモタファーム」に移動し体験を行う。
小澤さんは「ゴールデンウイークの始まりでもある5月に、一緒に田植えを楽しんでいただけたら」と参加を呼び掛ける。
参加申し込みはメールで受け付ける。参加費は1,500円。