新高円寺にラーメン店「げんこつラーメン民屋」(杉並区梅里1)がオープンして3カ月たった。
豚の「ゲンコツ」(膝関節部分)を8時間かけて煮込んだ豚骨スープがベースのラーメンを提供する同店。席数は、カウンター席11席、テーブル席1卓。店長の下田さんは「内装はライティングにこだわり、手作りした箇所も多い。ライブハウス風にした」と話す。
同店は代田橋、西永福、代々木上原で串カツなどを提供する居酒屋、「Cocokaraグループ」の6店舗目で、ラーメン店出店は今回が初の試み。社長の民谷昇さんは「店長の下田とは昔からバンド仲間で、いつかラーメン店をやりたいと話していた。自分の大好きだった店が閉店してしまったため、始めようと思った」と話す。
店長の下田さんは現役のバンドマンで、パンクバンド「ロマンチスト」のメンバーとして10年間活動している。「高円寺はバンドのイメージが大きい。店を始めてバンドと仕事が両立できる、夢はかなうと分かった。知り合いのバンドの音源を流したり、フライヤーも置いたりして、サインをしたことがないバンドにもサインをもらって、人が人を呼んでいる。バンドマンやそうでない人にもやりたいことはできると伝わっていればうれしい」と話す。
メニューは、下田さんが「自慢の三種の神器」と話す、「げんこつラーメン」(680円)、「げんこつつけ麺」(780円)、「げんこつ担々麺」(850円)など。
民谷さんは「気持ちよく食べてもらい、元気になってくれたらそれが何よりの願い。店員とお客さんのつながりも大切にし、ラーメンがさらにおいしくなるよう笑顔のあふれる店にしていければ」と意気込む。
営業時間はランチ=11時~15時、ディナー=18時~23時。無休。