杉並区在住で、リオパラリンピック陸上に出場する大西瞳さんが8月23日、田中良区長を表敬訪問した。
T42クラス(片大腿(だいたい)切断など)の女子100メートルと、走り幅跳びに出場する大西さん。
大西さんは2000年に疾病のため右大腿部を切断し、義足での生活となった。競技との出会いは、義肢装具士の「走れるようになると奇麗に歩けるようになる」の一言がきっかけだったといい、「走ることで、障がいを乗り越えることができた」と話す。
今年6月、IPC公認2016ジャパンパラ陸上競技大会「T42クラス」(片大腿切断など)では、100メートルに出場し、16秒90の記録でアジア新記録を樹立。翌日、同クラスの走り幅跳びでは、3メートル52の記録で自ら持つ日本記録を更新し、2種目でパラリンピックの出場権を得た。
大西さんは「2020年の東京オリパラに弾みをつけるためにも、精いっぱい頑張ります」と笑顔で話した。
リオパラリンピックは9月7日に開幕、同18日に閉幕する。