西荻窪北口に8月23日、フランス雑貨店「Boite(ぼわっと)」(杉並区西荻北4)がオープンした。
「Boite」はフランス語で「箱」の意味。日本でもディスコなどを「ハコ」と呼ぶように、フランスでも建物の意味で使うことから、楽しいことやすてきな物が詰まっている「ハコ」をイメージして名前を付けたという。
同店は2011年から全国各地で開催されている同名のイベントの常設店舗として誕生したもので、オーナーでパリ在住のフォトエッセイスト、とのまりこさんがフランス各地で見付けた雑貨や、のみの市で見付けたブロカント(古道具)、フランス人アーティスト・ジェロームの絵画などを展示、販売している。
店の内装や外装はほとんどが手作り。店長の柳屋さんは「フランス流に自分たちの手でペンキを塗りクーラーもない中で作り上げた」と苦労を振り返る。
店内奥にはカウンターと、小さな机を4つ設置したカフェスペースも。フレンチプレスで入れるコーヒーや、カフェオレボウルで提供するカフェオレ、ルイボスティーなど、パリで人気というドリンクを味わうことができる。
とのさんは「フランスののみの市で宝探しをするようにフランス雑貨の世界を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は12時~21時。火曜定休。