高円寺ルック商店街の「ヒトツナ」(杉並区高円寺南3、TEL 03-6454-6800)で9月20日、映画「ノー・ヴォイス」の上映会が行われる。
同作品は古新舜さんが原作、脚本、監督を手掛けたもので、1匹の捨て犬と出会った青年が犬や猫などの動物の殺処分の現実を知り、変化していく模様を描いたドラマ編と、虐待を受け殺処分寸前で命を救われた犬「未来」の姿を追ったドキュメント編で構成されている。
「日本の犬猫殺処分数が外国に比べ大変多いことを知り、団体や自治体の取り組みを取材しながら、3年かけて製作に向き合ってきた。人間と動物との共生のあり方を考え、どうしたら殺処分を減らしていけるかを幅広く発信したい」と古新さんは話す。
製作協力した児童文学作家の今西乃子さんは「命を捨てるのも人間、命を救うのも人間。どちらの人間として生きていく方が、私たちは幸せになれるのか。動物が幸せな社会は、決まって人も幸せ」と呼び掛ける。
上映会を企画したヒトツナの上野さんは「社会問題となっている犬猫の殺処分をあらためて考える機会にしてほしい」と話す。事前に申し込むと高円寺エクランの特製パンとジュースがサービスされる。
14時上映開始。料金は中学生以上1,000円。