阿佐ヶ谷の「保育室南阿佐ヶ谷」(杉並区成田東5)で2月23日、大雪で倒れた「善福寺川緑地」の桜の枝が満開を迎えた。
1月22日の大雪の影響で倒れた善福寺川緑地にある桜。撤去される場面に出くわした同施設の職員が「持ち帰りたい」と申し出たといい、現場の作業員は「水に漬けておくだけで、ちゃんと花が咲くよ」と枝を渡したという。
大雪から2週間ほどたった2月19日、暖かい室内に置いていた桜が開花。23日には満開となり、園児や保護者も一足早い春の訪れを楽しんだ。
同職員は「持ち帰った枝は、つぼみのようなものが付いているだけで本当に花が咲くのか半信半疑だったが、大切に見守ってきた。雪で折れてしまったことは残念だけど、花を咲かせてくれて、まるで雪から贈り物みたいだ」と話した。