座・高円寺2(杉並区高円寺北2)で3月10日、「桃園川のせせらぎを甦らせるプロジェクト 市民劇 桃園川の河童の手」が上演される。
現在は暗渠(あんきょ=下水)となり、緑道となっている桃園川を復活させ、2020年に快適なせせらぎを取り戻そうと2016年6月に発足した同プロジェクト。桃園川と人々との交わりをテーマにした市民劇を上演する。
あらすじは、将軍家光の昔から桃園川に生まれ、暗渠化でホームレスになってしまった河童の桃吉が主人公。桃吉に思いを寄せる河童の桃江は利根川に引越しOLを始める。2人の恋の行方や下水に追いやられた河童の先祖たちと人間たちとのおかしくも切ない反乱などを描く。演じるのは地域の子どもから大人40人ほど。
スタッフの福澤香織さんは「高円寺にゆかりのあるエピソードが盛りだくさん。楽しんでいただけるよう、出演者一同、稽古に励んでいる。来場いただければ」と呼び掛ける。
上演時間は13時(チケット売切れ)と17時。チケットは、一般=2,000円、高校生以下=500円。前売り券はウェブサイト、ツバメヤ眼鏡店、豊喜屋、ベルピア、由井建設で販売する。