「第1回 東京23区行政サービス総選挙 子育て大賞」が3月13日発表され、杉並区の「無償の子育て応援券」が2位を獲得した。
東京23区で利用できる行政の制度・公共サービスを知らせるスマートフォンアプリ「ほじょナビ」を運営する「一般社団法人 みんなで作る良い行政サービス協会」(中央区)が発表したもので、行政や自治体の日頃の取り組みや、支援事業・制度をより多くの人に興味関心を持ってもらいたいと行った。
同サイトで、各区の子育て関連の行政サービスをノミネートとして事前に発表。2月15日~3月8日に全国の10~70代以上の男女、1868人が「使ってみたい」「私の住んでいる地域にもあればいいのに!」と思うサービスに、インターネットから投票した。
杉並区の「無償の子育て応援券」は2位にランクイン。区が承認したサービスが利用できる無償応援券やゆりかご券を交付する事業制度で、ゆりかご券は妊娠時に1万円分、無償応援券は出生時に2万円分、0歳~2歳には2万円分または2万5,000円分が支給されるもの。1位は江戸川区の「乳児養育手当(ゼロ歳児)」で、0歳児がいる家庭に児童手当とは別に1歳になる前月まで、毎月1万3,000円を支給する事業制度。3位は高校生まで子どもの医療費の助成が受けられる「高校生等医療費助成制度」となった。
担当者は「投票いただいた中で最も多かった『30代の子どもを持つ世帯』の方の考えが反映される結果だった。各自治体では、日々の生活を支援するさまざまな制度を積極的に取り入れ、皆さんが充実した生活を送れるようサポートをしている。それらの制度を広く知っていただくための活動をこれからも行っていければ」と話す。