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「ケ谷スタンプラリー」で阿佐ケ谷駅など3駅と地元商店が協力 ゴールが変わる試みも

阿佐ケ谷駅のポスター掲出

阿佐ケ谷駅のポスター掲出

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 「ケ谷(ガヤ)スタンプラリー」が現在、阿佐ケ谷駅、市ケ谷駅、千駄ケ谷駅で開催されている。主催はJR東日本東京支社と参加する3駅。

「たいやき ともえ庵」生すいかのかき氷

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 6月から「ケ谷」が付く3駅で展開されたティーザー広告により、駅利用者の話題を集めていた同イベント。市ケ谷駅と千駄ケ谷駅は駅同士が近く名前も似ていることから間違える利用者が多く、沿線上には阿佐ケ谷駅もあり、「お客さまに駅名を知ってもらう良い方法はないか」と千駄ケ谷駅の社員が考案したという。

 ただ駅を回るだけではなく、地元商店とコラボすることで、改札の外に出て街巡りも楽しめるシステムにした。阿佐ケ谷駅の上原文夫駅長は「鉄道は地域の協力がなくては成り立たない。地元への恩返しの意味も込めている」と話す。

 ポスターのデザインは阿佐ケ谷駅勤務、柴崎文葉さんが担当。イベントタイトルのロゴも既存のフォントを使わず、一から自身で描いたという。柴崎さんは2019(平成31)年2月に誕生した、阿佐ケ谷駅公式キャラクター「あさくらちゃん」と「たこがやくん」のデザインも手掛けている。

 阿佐ケ谷駅は、パールセンター商店街にある「たいやき ともえ庵(あん)」とコラボ。期間中にスタンプの台紙を持参すると、生すいかのかき氷を通常750円のところ500円で提供するという。店長の田中綾乃さんは「対象店舗としてJR阿佐ケ谷駅から選ばれたことに感謝するとともにお客さんに喜んでもらえるように頑張ろうと気を引き締めている。阿佐ケ谷の商店街には当店以外にも面白い店がたくさんあるのでぜひ楽しんでほしい」と来店を呼び掛ける。

 参加駅が3駅と少ないのは珍しく、ゴールが毎週変わる新しい試みも取り入れている。駅別開催スケジュールは、市ケ谷駅=1日~6日、千駄ケ谷駅=7日~14日、阿佐ケ谷駅=15日~21日。

 対象の3駅でスタンプ台紙を入手し、3駅のスタンプと連携店舗のスタンプ計4つを集め、開催駅改札にゴールすることで景品と交換できる。景品は各駅名入りオリジナルストラップ(各駅とも先着1000人)。景品配布駅は週ごとに異なり、1週目が市ケ谷駅(景品配布は終了)、2週目が千駄ケ谷駅、3週目が阿佐ケ谷駅となっている。

 阿佐ケ谷駅勤務の山田悠太さんは「スタンプラリーを完成させるためには、駅構内を回るだけでなく、駅を出てコラボ店舗へも行く必要がある。参加する方の中には3駅を普段使わない人もいると思う。各駅の周辺にはまだまだ知られていない魅力がたくさんあるので、スタンプを集めながらのんびり散策してほしい」と参加を呼び掛ける。

 今月21日まで。

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