イタリア・ビーチバレーボールチームの事前キャンプ決定を周知するため9月25日、杉並区永福体育館ビーチバレーコート(杉並区永福1)に横断幕が掲げられた。
今年5月9日、杉並区とCONI(イタリアオリンピック委員会)は「ビーチバレーボール事前合宿に関する協定」を締結。永福体育館の屋外にあるビーチコートが東京2020オリンピック競技大会で来日するイタリア・ビーチバレーボールチームの事前キャンプ地に決定した。これを受け、区では同チームに対して永福体育館全ての占有利用を認めるなど、イタリアチームを全面的に応援するほか、区民と選手やチームスタッフらが交流するウエルカムパーティーや、区民への練習公開などを予定している。
今回、事前キャンプ決定の周知およびチームを応援するために製作された横断幕は縦2メートル、横5メートル。イラストを担当したルカ・ティエリさんは、杉並区在住7年のイタリア出身のイラストレーターで、イベントのポスターデザインやコミックの制作など、幅広く活動している。
担当者は「今年6月に阿佐ヶ谷VOIDで開催された個展を見に行き、ルカさんに「永福体育館にイタリアチームが事前キャンプに来ること」を伝え、何か一緒に仕掛けができないか相談したところ、快諾してくれた」と話す。
25日に永福体育館ではルカさんが見守る中、2枚の横断幕がお披露目された。横断幕にはイタリアチームを象徴する青のユニホームを着た選手がビーチバレーで躍動するダイナミックな姿が描かれ、大会での選手の活躍を想起させる。
ルカさんは「大会当日だけでなく、事前キャンプも含めて応援したい思いを描いた。FORZA AZZURI!(頑張れ、イタリア!)」とイタリアチームに声援を送った。
担当者は「ルカさんのオシャレな横断幕をきっかけに、永福体育館や事前キャンプに興味を持ち、足を運んでくれたらうれしい。文化の祭典でもある東京2020大会に向けて、今後もアート面で盛り上げていきたい」とも。
横断幕は来年の東京2020オリンピック競技大会まで飾られる。