オレンジページが運営する体験型スタジオ「コトラボ阿佐ヶ谷」(杉並区阿佐谷南2)で4月9日、手作りマスクのワークショップ「20分で完成! いますぐ欲しい、プリーツマスクの作り方」が開かれる。
花粉症の時期に新型コロナウイルスの影響が重なりマスクの入手困難な状況が続く状況を受けて緊急に企画した。
講師は手芸作家の越膳夕香さん。越膳さんは女性誌の編集者を経て作家に転身。手芸雑誌などでバッグ、布小物、ニット小物などの作品を発表している。同講座では「さらし」を使い、顔にフィットしやすいプリーツの入った布マスクを作る。耳にかけるひもの部分には、Tシャツの端材を使ったエコな糸で、色や柄がとっても豊富なひも「フック ドゥ ズパゲッティ」を使用。広報担当の遠藤由美子さんは「一人一人違う柄で作れば、家族で間違えることもない。布なので肌触りがよく、使い捨てのマスクよりも保湿性があるため、就寝時の喉の保護にもなる」と話す。マスクは一人1枚作り、1枚分のマスクキットを持ち帰りできる。布マスクには市販の使い捨てマスクのようなフィルター機能はなく、しぶき防止やエチケットとしての用途となる。
遠藤さんは「使い捨てマスクが不足する中、ガーゼを使った手作りマスクに注目が集まっている。せっかく手作りするなら、個性的でかわいいマスクを作りたい。今回のマスク不足騒動が教えてくれるのは『有事の際には、何が起こるか分からない』ということ。そんなときに、『自分でも作れる』という体験をしてもらえたら」と呼び掛ける。
開催時間は13時、13時45分、14時30分、15時15分の4回。受講料は1,650円。