ジェイアール東日本都市開発(渋谷区代々木2)が4月1日、JR阿佐ケ谷駅~高円寺駅間の高架下に「アルーク阿佐ヶ谷」(杉並区阿佐谷南2)をオープンする。
1052平方メートルの敷地に12店の開業を予定する。同敷地は2014(平成26)年3月29日から2019年2月末まで商業施設「阿佐ヶ谷アニメストリート」として営業していた。
出店は、教育系が、学童保育所「ウィズダムアカデミー 杉並阿佐ヶ谷校」、幼児教室 インターナショナルスクール「ジンボリー インターナショナル プリスクール&アフタースクール」(以上4月1日オープン)、子ども向け体操教室「クラブネイス体操教室」(4月17日オープン)、絵本による英会話レッスン教室「Read it LOUD!」(4月上旬オープン)の4店。
飲食系が、「ハチカフェ阿佐ヶ谷店」(4月1日オープン)、「銘水食パン専門店 いちふく」(4月28日オープン)、インドカレー専門店「紅屋」、香港粥専門店「3米3(さんまいさん)」(以上4月上旬オープン)の4店。
そのほか、ネイル・アイラッシュサロン「Bianca」(4月7日オープン)、マガジン型セレクトショップ「NUMBER 0」(4月10日オープン)など4店が入居を予定する。
ジェイアール東日本都市開発・広報担当者の山田慎平さんは、同施設のメインターゲットについて「子育て世代や親子連れの方々。周辺調査などを行った結果、保育園はある程度充実しているが、学童は不足していることが分かった。チャイルドシート付きの自転車や現地の通路を親子で歩く姿も数多く見かけ、データには表れていない需要やニーズがあると感じた。子どもがいる環境は自然と明るい雰囲気となるのではという考えもある」と話す。
入居する店も「メインターゲットである子育て世代や親子連れの方々が利用しやすい業態の店」、「学童やプリスクールで学ぶ児童が迎えに来た父母と一緒にご飯を食べる」、「親子がカフェでくつろぐ」、「母親が子どもを見送った後にカフェやネイルサロンに立ち寄る」などの利用シーンをイメージしているという。
「『歩きたくなる高架下』を目指して、主に地元の方々に足を運んでもらえる空間・居場所を作りたい。単に店舗を集めただけでは駅と駅の間にわざわざ足を運んでもらえる可能性は低い。しっかりとテーマ性があり、地域の方々にも利用していただける空間・居場所とすることが必要」と山田さん。
JR高円寺駅~阿佐ケ谷駅間でのイベントの開催も予定する。「アルーク阿佐ヶ谷」の阿佐ケ谷駅側に設けたウッドデッキのテラスエリアでも不定期でイベントなどを行う予定。
山田さんは「メインターゲットは子育て世代や親子連れの方々だが、家族やカップルでも心地良く過ごせる空間。飲食系の店舗はこだわりの専門店がそろっており、もう少し高円寺駅側まで足を運んでもらうと(クラフトビール専門店やカフェが入居する)『高円寺アパートメント』もある。この機会にぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。