「東京荻窪天然温泉 なごみの湯」(杉並区上荻1、TEL 03-3398-4126)の女性浴室が12月、リニューアルした。
荻窪駅西口で、1988(昭和63)年から営業する温泉スパで、各種内風呂、露天風呂、サウナのほか、エステ、レストランなども完備する施設。
リニューアルの経緯について、「なごみリゾート」の支配人、篠田知生さんは「毎年改善を進めてきたものの、特に浴室についてはバブル期の開業当時の雰囲気が残ったままになっていた。『浴室内が明るすぎて落ち着かない』などのお客様の声が寄せられており、限界を感じていた。よりリラックスしていただける空間を作るべく『深呼吸する森』という館内統一コンセプトで改装を進めることになった。女性客の利用も増えていることから、まずは、女性浴室の改装を行い、女性内風呂に『森の湯 月の森』と名付けた」と話す。
内風呂全体を、これまでの白を基調とした明るい雰囲気から、「静」をイメージした、黒系統の壁に変更した。黒で統一するだけでなく、「動」の部分として白をアクセントに入れたという。さらに、関節照明を活用したことでシックな雰囲気を演出する。街なかに立地している関係で「解放感」を得難いが、テラス部分に植栽を設けたことで、緑を感じてもらえるようにした。近年増加するサウナ愛好家(通称サウナ―)に対応すべく、「ロッキーサウナ」に、サウナストーブを追加し、水風呂はかさ上げし入浴しやすくした。
篠田さんは「以前よりもゆっくり落ち着いてお過ごしいただけるはず。多彩なお風呂をお楽しみいただければ」と呼び掛ける。
料金は、大人=1,980円、子ども=1,070円、幼児=540円(土曜・日曜・祝日200円増)。営業時間は10時30分~翌朝9時30分(浴室利用時間は、露天風呂 翌1時、内風呂 女湯=翌2時、男湯=翌3時まで)。