西荻窪で脱・使い捨てプラスチックのモデルタウンを目指す「西荻グッバイ・ウェイスト大作戦」が4月16日に始動する。
「カフェ・カワセミピプレット」(杉並区善福寺1)を拠点に立ち上がった市民グループ「西荻大作戦」と国際環境NGO「グリーンピース・ジャパン」がタッグを組み、使い捨てプラスチックの大幅削減を目指し、マイ容器の利用増加や、リユース容器の仕組み導入に向け、市民か?主体となって活動していく。
開催のきっかけについて担当者は「脱・使い捨てやリユースを推進する背景には、世界で深刻化するプラスチック汚染の問題がある。使い捨てプラスチックは海洋汚染、原料の大量消費、CO2や有害物質の排出、埋め立てによる陸上の汚染、採掘・廃棄現場の地域コミュニティーへの健康被害、飲食物や空気などに潜むマイクロプラスチックによる人体への影響の懸念など、多岐にわたる問題を引き起こしている。問題解決のためには、資源の使い捨てモデルそのものを見直し、リユースを基調とした持続可能な循環型の社会システムへ移行することが急務。市民、事業者、政府・自治体、NGOなどのステークホルダーが連携して取り組みを進めることが重要」と話す。
4月16日はキックオフイベントで、「ごみを出さないお買い物を考えるワークショップ」をオンラインで開催。映画「The Story of Plastic」の視聴リンクの提供や参加型の意見交換を行う。今後は西荻窪をマイ容器で買い物するイベントや、三鷹野菜、乾麺、ナッツなどを量り売りするイベントなどを予定する。
担当者は「これから自治体やより多くの商店などにも働きかけ、西荻窪が環境にも生活者にもより豊かな街になり、日本における『リユース先進地域』となることを目指していければ」と話す。