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日本フィルクラファン コロナで停止した公益活動復活へ、より充実したものに

日本フィルハーモニー交響楽団

日本フィルハーモニー交響楽団

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 杉並区に事務局を構える「日本フィルハーモニー交響楽団」(杉並区梅里1)が現在、公益活動経費を募るクラウドファンディングを実施している。

アンサンブルでの訪問演奏

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 1956(昭和31)年創立の「日本フィルハーモニー交響楽団」(通称 日本フィル)は、杉並区を拠点に、全国や世界でも演奏活動を行っている。オーケストラ公演以外では、小編成のアンサンブルで学校や病院などへの訪問、被災地での演奏、がん患者や聴覚障がい者、社会的サポートを必要とする人に音楽を届けるコンサートなど、年間約300回の活動を行っている。

 杉並区は1994(平成6)年から、杉並公会堂をメインとした練習会場の確保協力などで楽団を支援。楽団は区役所ロビーでのコンサート、リハーサルの公開、学校や病院への出張コンサートで、区民が文化に触れる機会を提供している。

 クラウドファンディングを実施する経緯について担当者は「コロナ禍の影響もあり一時停止した社会的活動もたくさんある。休止期間が長くなれば、復活へのハードルも高くなる。今こそ生の活動を通じた、人と人との交流をより深めていくべきだと考えている。実際、日本フィルの社会的活動に対する要望は増えている。教育関係者、まちづくりに関わる方、医療、福祉、被災地支援、世界平和などに携わる方々と連携して、社会的ミッションをより広く、強く展開していきたいと」話す。

 支援金は3,000円から設定し、リターン品にはオリジナルCDやTシャツ、指揮者のサイン色紙やリハーサル見学など。企業協賛のリターン品には、アイネットホールディングス(杉並区大宮1)の菓子詰め合わせ、東京商工会議所杉並支部がプロデュースする「THE 井ノ頭カレー」なども用意。80万円で演奏会の年間フリーパスと楽団長との食事会、1,000万円でコンサートホールでの日本フィル指揮者体験も用意する。

 担当者は「心の支援が必要な方のために、社会的活動を少しでも早く復活させ、より充実させていきたいと考えている。力添えいただければ」と呼びかける。

 5月31日まで。

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