杉並区内全域で3月11日、「シェイクアウト訓練」(自主参加型一斉防災訓練)が行われた。
シェイクアウト訓練の視察に訪れた「アメリカシェイクアウト提唱会議」のメンバーら
東日本大震災から4年となる日に合わせ、同区が2012年度から行っている同訓練。この日は4万人以上が参加した。「シェイクアウト訓練」は、あらかじめ決められた時刻に参加者全員が机の下などに隠れ、その場で身の安全を守る行動を取るもの。
区立阿佐ヶ谷中学校の訓練には「アメリカシェイクアウト提唱会議」のマーク・ベンティンさんが視察に訪れた。11時に地震発生の訓練放送が流れると、全校生徒が一斉に机の下に身を隠し、教諭の指導のもと頭や体を守るよう声を掛け合って機敏に行動した。
ベンティンさんは「(訓練に参加する)皆さまの姿に感銘を受けた。日本は地震が多い国。訓練の大切さを家族にも伝えてほしい」と呼び掛ける。